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小型船舶免許の期間はどれくらい?

導入:まず押さえたい「種類」と「期間」の全体像

小型船舶操縦免許は主に「1級」「2級」「特殊(PWC:水上オートバイ)」の3種があります。読者の関心が高いのは、取得までに要する期間(取得期間)と、取得後の更新時期・手続きの所要時間です。結論から言うと、登録小型船舶教習所を利用した国家試験免除コースでは、スケジュールが合えば2級で最短2〜3日程度、特殊で最短1〜2日程度が目安です。1級は2級に上級学科を加えるため、最短で3〜4日程度が一般的です。一方で、地域・繁忙期・書類準備・健康診断の有無によっては、申し込みから免許証交付まで合計1〜4週間程度かかるケースもあります。

取得の流れと期間の目安

取得プロセスは大きく「申込→講習(学科・実技)→試験(または修了審査)→交付申請→免許交付」に分かれます。方法は2つあります。

  • 国家試験コース(一般小型船舶教習所)
    • 一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会が実施する学科・実技の国家試験を受験します。自学自習や受験対策講習を経て、試験日に合格すれば手続きへ。試験日程に合わせる必要がありますが、学科を自習すると最短だと午前中実技講習、午後から国家試験、4日後に合格発表と免許交付で5日で。
  • 国家試験免除コース(登録小型船舶教習所)
    • 国土交通大臣登録の教習所で定められた学科・実技講習と修了審査を受け、修了証をもって国家試験が免除されます。カリキュラムが連続で組まれていることが多く、最短日程を選べば短期間で修了可能です。教習終了後、教習所が申請代行する場合は交付までの期間も比較的短く、全体として数日〜2週間程度で完了することが多いです。

いずれのコースでも、必要書類(写真、本人確認書類、住所関係書類、身体検査に関する書類など)の不備があると期間が延びます。事前に教習所の案内を確認するとスムーズです。

種類別:講習時間・最短日数と一般的な期間

  • 2級小型船舶操縦士
    • 対応範囲:平水区域および海岸から5海里まで(総トン数20トン未満等の条件)。
    • 講習・審査の目安:学科・実技合わせて2日程度の集中カリキュラムが一般的。国家試験免除コースなら最短2〜3日で修了審査まで終える例があります。
    • 全体期間:申込・書類準備・交付を含めて1〜2週間が現実的な目安。
  • 1級小型船舶操縦士
    • 対応範囲:外洋を含む広範囲(航行区域に関する制限が最も緩い)。実技は2級と共通で、上級学科が加わります。
    • 講習・審査の目安:2級相当部分に上級学科(長距離航海の基礎など)を追加するため、連続日程で3〜4日程度が目安。
    • 全体期間:申し込みから交付までで2〜3週間程度を見込むと余裕があります。
  • 特殊小型(PWC:水上オートバイ)
    • 対応範囲:水上オートバイ専用。
    • 講習・審査の目安:学科・実技ともに短時間で、1日〜2日で修了できるケースが多いです。
    • 全体期間:交付手続きまで含めて数日〜1週間程度が一般的。

注意点として、繁忙期(春〜初夏、連休前)は教習枠が埋まりやすく、最短日程が取りにくいことがあります。また、天候不良で実技が順延する場合もあり、日程に余裕を持たせるのが安全です。

期間に影響する主な要因

  • スケジュールと地域差:都市部は枠が多い反面、予約競争が激しいことも。地方は枠が限られるため、次の開講日まで待つ場合があります。
  • 必要書類の準備:写真規格、医師の身体検査証明(国家試験の場合は不要)に時間がかかる場合があります。
  • 国家試験日程:国家試験コースは試験日が固定ですが、日程を合わせる(土日の試験)と最短で免許証発行できます。
  • 交付手続き:教習所が申請代行するか、自分で申請するかで交付までの待ち時間が変わります。通常は教習所が海事代理士を使って代理申請するのが一般的です。

当教室では「国家試験受験コース」「国家試験免除コース」のどちらも受講できます。
※国家試験免除コースは一般社団法人全国小型船舶教習所連合会が実施します。

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