上級運航1(1級)
航海計画に関する注意事項として適切でないものは、次のうちどれか。
- 夜間の出入港は危険なので、日没前に帰港することを心掛ける必要がある。
- 自船の巡航速力と、巡航速力での燃料消費量を把握しておく必要がある。
- 運航者自身の経験が不足している場合は、同乗者に年長者を加える必要がある。
- 航海中の気象・海象の急変に備えて、日程の変更等、計画に柔軟性を持たせる必要がある。
3.
次のような航海計画を立案した。全航程を12ノットで航行し、D点に16時00分に到着するには、A点を何時何分頃に出航すればよいか。
下のうちから選べ。ただし、風や海潮流の影響はないものとする。 (試験用海図W150使用)
「出航点A :馬島北西方海域星岬灯台を磁針方位300°、曰埼灯台を磁針方位015°に見る地点から磁針路245°で航行
第一変針点B:長島灯台(Oc7s)を右舷正横lこ見る地点で磁針路255°に変針
第二変針点C:西川市東方の赤岬灯台を右舷正横に見る地点で変針
到着点D :鹿島南東方海域30°-04.6′ N、134°-42.8′ E 」
- 11時30分頃
- 11時50分頃
- 12時10分頃
- 12時30分頃
4.
試験用海図で作図しないと解けません。
膨脹式救命いかだの取扱い上の注意事項として適切でないものは、次のうちどれか。
- 救命いかだは、風雨による劣化や船体の動揺による損傷を防ぐため、全部をカバーで覆っておく。
- 自動離脱器に積み付けた場合は、いかだが自動的に膨張するように、作動索を船体に接続しておく。
- 自動離脱器をペイントで塗り固めないようにする。
- FRPコンテナを備え付け以外のロープで固縛しないようにする。
1.
K丸は、FRP製プレジャーボートで、A船長1人が乗り組み、同乗者1人を乗せ、釣りの目的でマリーナを出港した。釣り場に到着した後、しばらく釣りを行ったが、釣果がなかったことから、他の釣り場に移動することにした。A船長は移動を開始する際、船首方向100メートルのところに大きな岩を視認 したが、岩から離れて航行すれば大丈夫であろうと思い、海図によって付近の水域の状況を確認する必要はないと判断した。A船長は、手動操舵で少し左転して 岩を右舷側に約20メートル離す針路に定め、5ノットの速力で航行を開始した。そして、岩の周囲に暗礁があることに気づかないまま航行を続けたところ、暗 礁に乗り揚げ、船底外板に亀裂を生じ浸水した。上記の海難事故について、その主要原因は、次のうちどれか。
- 水域調査が不十分であった。
- 見張りが不十分であった。
- 速力が過大であった。
- 手動操舵で航行した。
1.
上級運航2(1級)
ディーゼルエンジンの特徹について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
1
小型高速ディーゼルエンジンの燃料油管系のプライミングの完了は、どのような状態で判断すればよいか。次のうちから選べ。
- 燃料油と空気の泡だけが出るようになった。
- 空気だけが出るようになった。
- 燃料油だけが出るようになった。
- なにも出なくなった。
3.
一般学科(1級・2級・特殊)小型船舶操縦者の心得及び遵守事項
航海計画に関する注意事項として適切なものは、次のうちどれか。
- 陸上の道路のような移動範囲を制限するものが無いので、水上ではあらゆる水域を自由に航行することができる。
- 水上交通は左側通行が原則で、これは万国共通である。
- すべての水域で、速度制限が無いので、周囲に他の船舶がいないときは高速で航行することができる。
- 水上では風潮流の影響を受けるため、同じ位置に留まったり直進することが陸上ほど簡単ではない。
4.
小型船舶の船長が、大型船舶について知っておかなければならない事項として適切でないものは、次のうちどれか。
- ブリッジからの視認性が良いため、周囲の小型船舶の動静を把握しやすい。
- 舵効きが悪いため、舵を切ってから変針するまでに時間がかかる。
- 緊急にエンジンを停止したときでも、すぐには停船できないことがある。
- 狭い水道を航行するときは、他船の針路を避けられないことがある。
1.
小型船舶の船長が、漁船について知っておかなければならない事項として適切なものは、次のうちどれか。
- 漁船は必ず複数で操業するので、単独でいる場合は近付いても漁具等に絡む危険はない。
- 漁船は操縦性能が良いので、漁網を曳いているときでも他船を容易に避けることができる。
- 操業中は漁に専念しているため、見張りが手薄になることがある。
- 漁船を見かけたら、漁具がでているか否かを確認するために、できるだけ近付く。
3.
交通の方法(1級・2級)
航行中の2隻の動力船が真向かいに行き会い衝突するおそれがあるとき、両船が互いにとらなければならない航法として正しいものは、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
- 針路、速力を保持する。
- 針路を左に転じる。
- 針路を右に転じる。
- 速力を減じる。
3.
「見張り」について述べた次の文のうち、正しいものはどれか。(海上衝突予防法)
- 船首方向の船舶に注意力を集中する。
- 双眼鏡は、視界がせばめられるので使用しない。
- 夜間は、レーダーによる見張りに専念する。
- 航行中、錨泊中の別なく周到に行う。
4.
汽艇等の航法について述べた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断し、下のうちからあてはまるものを選べ。(港則法)
(A)汽艇等は、特定港に出入りする場合や通過する場合は、航路を航行しなければならない。
(B)汽艇等は、港内では、汽艇等以外の船舶の進路を避けなければならない。
- (A)のみ正しい。
- (B)のみ正しい。
- ともに正しい。
- ともに誤っている。
2.
運航(1級・2級)
ガソリンエンジン(船内外機)の始動方法について述べた次の文のうち、正しいものはどれか。
- リモコンレバーを前進の位置にして、スタータースイッチを入れる。
- リモコンレバーを後進の位置にして、スタータースイッチを入れる。
- エンジン始動後も、しばらくの間、スターターモーターを回転させる。
- リモコンレバーを中立の位置にして、スタータースイッチを入れる。
4.
風速について述べた次の文の( )の中にあてはまるものは、下のうちどれか。
「風速は1秒間に空気の移動する距離をメートル毎秒で表すが、風速は絶えず変化するので、通常は観測時前( )の平均風速で表されている。」
- 10秒間
- 1分間
- 10分間
- 1時間
3.
小型船舶が出入港する場合に注意しなければならない事項として適切でないものは、次のうちどれか。
- あらかじめ、港や水路の状況を調べておく。
- 浅瀬があると思われる所は、高速で通過する。
- 波浪の大きい港口は、沖合から状況を確かめる。
- 夜間の出入港は避けるようにする。
2.
小型船舶で水上スキーやウェイクボードを曳く場合の注意事項として適切でないものは、次のうちどれか。
- 事故防止のため、他の船舶や遊泳者がいる混み合った水域では、行わないようにする。
- 湖など一定の水域では、水上スキーに関する条例、規制等がある場合もあるので事前に確認しておく。
- 旋回するときに発生する遠心力は、低速で旋回圏が大きいほどスキーヤー(ボーダー)が外側に振られる力が大きくなる。
- 船舶には見張り員として、スキーヤー(ボーダー)の見張りを行う者を同乗させ、操縦者に転倒や合図の伝達を行わせる。
3.
交通の方法(特殊)
「衝突を避けるための動作」をとる際の注意事項として正しいものは、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
- 他船に十分近付いてから避航動作を行う。
- 速力を変更するときは徐々に行う。
- 針路の変更はできるだけ小さな角度で行う。
- 他船とは十分な距離を離して通過する。
4.
「動力船」に該当しない場合は、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
- 水上オートバイがウェイクボードを引いている場合
- 水上オートバイが機関を停止して漂流している場合
- 帆と機関を備えたヨットが、機関を止めて帆走している場合
- 帆と機関を備えたヨットが、機関を中立にして漂流している場合
3.
他船との衝突を避けるために機関を後進にかけている場合、行わなければならない汽笛信号は次のうちどれか。(海上衝突予防法)
- 短音1回
- 短音2回
- 短音3回
- 短音5回
3.
運航(特殊)
水上オートバイに乗艇する場合の服装について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
- 身体を保護するためウェットスーツを着用する。
- 状況に応じて、水上オートバイ用の手袋や靴を着用する。
- 救命胴衣の代わりにドライスーツを着用する。
- レースなどでは、ヘルメットや脊椎パットを着用する。
3.
船底部にあるジェットインテークから吸入する水は、何の目的に使われるか。次の内から最も適切なものを選べ。
- 潤滑用及び冷却用
- 冷却用及び推進用
- 推進用及び洗浄用
- 洗浄用及び潤滑用
2.
水上オートバイの各部の名称と役割について述べた次の組み合わせのうち、誤っているものはどれか。
- チョークノブ・・混合気の濃度を調整する。
- ジェットインテーク ・・推進用の水を吸入する。
- 燃料コック・・燃料通路の開閉をする。
- 冷却水点検孔・・機関冷却水を吸入する。
4.
緯度1分は何海里か。次のうちから選べ。
- 1海里
- 10海里
- 60海里
- 100海里
1.
小型船舶操縦者の心得及び遵守事項(湖川)
短時間の航海であれば、船長の判断で定員を超えて乗船させてもよい。
×
船舶検査済票は、定期検査に合格した船舶に交付される。
〇
残飯や撒き餌は、水生生物が食べるので捨ててもよい。
×
交通の方法(湖川)
狭い水道等を船外機で航行中の小型動力船は、大型船の通航を妨げてはならない。(海上衝突予防法)
〇
内陸部の水域では、水上交通の安全や遊泳者の保護等を目的とした条例が制定されているところがある。
〇
港則法の適用水域は、防波堤の外側の水域も含まれている。
〇
運航(湖川)
船外機を停止する時には、ストップボタンを押して停止する。
〇
河川の湾曲部付近では、一般に内側の方が深くなっている。
×
エンジンを始動するときは、プライマリーポンプ(プライミングポンプ)を使用して、空気をキャブレターに送り込む。
×
春の新月又は満月の頃は、干潮と満潮の差が一般に大きい。
〇